ウミガメの見分け方!アカorアオウミガメの骨

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以前書いた「アカウミガメとアオウミガメの見分け方」という記事が人気なので、それのマニアックバージョンとして骨しかなかった場合の見分け方についてまとめてみました。
質問です!上の写真の骨(左の甲羅)は、アカウミガメ?アオウミガメ?どちらの骨でしょうか??
答えは一番下に書きます。

※閲覧注意※ 骨格or腐敗した気持ち悪い画像(ウミガメの)が含まれております。ダメな方はこの先を見ないようにお願いします。

あまり見かけること無いかもしれませんが、白骨状態で漂着したウミガメがビーチに打ちあがっていることがあります。そして、たまに甲羅だけしかない場合があり、その場合にどう見分けるのか??
・・・というのが本日のテーマです。

実際、そのようなウミガメの遺骨を見つけた水族館の方から質問されて説明の画像を作ったので、ついでにホームページにも掲載しちゃおう!ということで、今回のテーマに至りました。

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↓↓こちらから本題
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では、さっそく画像をお見せします。
まずはアカウミガメです。ウミガメ種類の見分け方は基本的に全体のシルエットを見るのがまず一つ大事なヒントになります。
アカウミガメの場合、真上から見た甲羅の形が”ハート形”と表現されます。なので、頭側の甲羅の幅が一番広く、お尻に向かうにつれて徐々にすぼんでいく形をしています。写真右下にあるお腹側の甲羅の骨(ただしくは「胸骨板・腹骨板」という)のギザギザしている部分がアオウミガメに比べるとギザギザの深さがあまり無い感じです。そして全体的に骨が分厚い感じがします。
・・・とはいえ、強い日差しと乾燥状態で形が歪んでいる場合もありますので、1つのヒントだけから種を見分けるのではなく、総合的に見て判断することが大事です。アカウミガメのザラザラした鱗板(ウロコ)が残っていれば強力なヒントになりますし、もしも内骨板が残っていたらラッキー。これは種類によって形がだいぶ違います。

次はアオウミガメ。こちらの甲羅のシルエットは、アカウミガメに比べてきれいな楕円をしています。
アカウミガメはお尻側がくぼんでいる(すぼんでいる)と書きましたが、アオウミガメはもっと円いフォルムです。
お腹側から見た甲羅の(縁の)シルエットを見ると、そのきれいな円い形がより分かりやすいかと思います。
(※ただし、クロウミガメという亜種はお尻側がアカと同じようにすぼみます。が、日本ではほとんど見ませんので、置いておきましょう。※)
お腹の骨格(胸骨・腹骨板)のギザギザ感が、アカウミガメと比べるとより鋭利な感じですよね。上のアカウミガメのものと比べてみてくださいね。
内骨板もアカウミガメと比べると細くてスッとした形をしているのが分かると思います。

最後に繰り返しになりますが、骨格に限らず種類の見分け方は総合的に見ることが大事です。一つの特徴だけを取り上げて判断するのではなく、総合的に見て種類を判断してくださいね。
更にもっとウミガメの見分け方を知りたい方は、
以前書いたアオウミガメとアカウミガメの見分け方(通常バージョン)も併せてご覧ください!

答え:一番上で書いたクイズの答えは。。。アカウミガメ!でした

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