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神津島・式根島で調査報告Part2
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神津島・式根島で調査報告Part2ということで、今回は式根島のお話です。
Part1神津島編の記事はこちら
式根島へは大型船のさるびあ丸で向かいます!
当初はジェット船で向かう予定だったのですが機材トラブルで欠航。
余裕をもってスケジューリングしておいてよかった…
伊豆諸島への交通手段は主に大型船・ジェット船・飛行機・ヘリコプターの4種類があります。
東京~大島~神津島航路を結ぶ大型船が「さるびあ丸」
東京~三宅島~八丈島航路を結ぶ大型船が「橘丸」
4隻あるジェット船は東京~大島~神津島航路を走っていて、大島までの到着時間は2時間を切ります。
こちらも名前がついていて、それぞれ「結」「大漁」「友」「愛」。
船体カラーや模様が各隻異なっているので「今回はどの船が来るかなー?」と乗るたびに少しワクワクしていました。
ちなみにこの伊豆諸島航路の船たちはそれぞれキャラクター化されています。
その名も「東海汽船はこぶね課」
船に乗ると各キャラクターがパネルでお出迎えしてくれます。
私のお気に入りはたちばな丸。
何とも言えないボーっとしたお目👀。うーん、かわいい。
何気に今回の伊豆諸島調査全て通して一番乗ったのも橘丸かもしれません。
たっちー(勝手にあだ名つけてます)には本当にお世話になりました。ありがとう。
…とちょっと話が逸れてしまいました。
式根島に伺うのは今回で3回目。
実は一番最初にウミガメの捕獲調査を行った島でもあります。
船長さんと試行錯誤しながら調査を行ったのが2023年夏。すでに懐かしいです。
式根島といえば有名なのは温泉でしょうか♨
以前は(今でも)「湯治の島」としても有名だったそうです。
潮の満ち引きで入れたり入れなかったりするワイルドな地鉈温泉
いつでも入ることができる露天風呂の雅湯
etc…
前回の滞在中は私も入りましたが、海から上がった冷えた体に染み渡る暖かい温泉は最高!の一言です。
神津島と同様、今回の目的は調査結果の報告です。
式根島では2日間に分けて報告会を開催させていただきました!
みなさん前のめりに話を聞いてくださっています。
一口に伊豆諸島と言っても島それぞれ、そこに住むカメもそれぞれなようで(?)
調査結果の一部において式根島では他の島と異なる結果が得られました。
おもしろい!
(できるだけはやく論文化して皆さんにも公表しますね!)
この伊豆諸島調査は地球環境基金の助成を受けて2022年から3年間行いました。
調査地への渡航費をはじめ、捕獲調査のための傭船代、宿泊費、謝金、レンタカー代など多大な費用がかかるこの調査を現実にできたのはこの助成のおかげです。
そして、実際に島で調査を行うことができたのは各島でご協力いただいた皆様方のおかげです。
人員面でも、金銭面でも、自分たちの力だけでは行うことができなかったこの伊豆諸島ウミガメ調査。
多くの人への感謝を胸に、プロジェクト最終月の来月終わりまで走り切り抜きたいと思います!
最後に、式根島でお世話になった清水屋さんで出会ったかわいい猫ちゃんの写真🐈
い、、、、いやされる~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~♨