ウミガメ漂着個体の調査in横須賀
こんにちは。岩井です。昨日は、横須賀の方でウミガメの漂着個体が見つかったとの連絡が入り、調査に向かいました。
千葉の方では、定期的に調査が行われていますが、私にとっては久しぶりのストランディング調査でした。
*このように海洋生物やウミガメ類が海岸などに打ちあがることをストランディングと言います。
見つけたのは、お散歩中の親子だったようです。ウミガメを土の中に埋めてくれていました。死んでいたウミガメを見て、かわいそうに思ってくれたのでしょうか。
せっかく埋めていただいて申し訳ないのですが・・・調査のためにウミガメを掘り返しました(ごめんなさい~!)。
昨日はそれほど暑くはなかったので、調査も順調に進みました。
このウミガメの種類は何でしょうか・・・
正解は・・・・
アオウミガメです!甲羅の長さが40cm強の個体でした。
お腹の中からは、海藻類やクラゲなどもでてきました(生前は、ふわふわと海に漂うクラゲをのんびりと食べていたのでしょう)。胃の内容物以外にも、臓器など、全体的に状態を調べていきます。このように漂着個体を調査をすることで、ウミガメの生態が分かってきます。まさに・・・「死体は語る」です!
最後はまたウミガメを埋め戻し、調査終了です。
これから夏にかけて、ストランディング調査も増えていきますので、頑張っていきたいと思います!