島オーナーに参加いただいているTさんより、参加へのきっかけや感想をいただいています!
学生時代はうみがめ研究会の会長としてウミガメ調査に奔走し、国内外への研究発表も頑張っていたTさん。卒業後も関わりをもってくれて大変嬉しく、また島オーナーとしても継続的に支援していただいており大変ありがたいです!
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私は、水産会社に勤務する会社員です。
普段はウミガメと接点がない仕事をしています。
カメが好きで、家でクサガメ2匹、リクガメ2匹を飼っています。
学生の頃、サークル活動を通じてELNAさんと出会いました(東京海洋大学うみがめ研究会)。
サークル活動では、調査や研究発表などさまざまな場面でELNAさんには大変お世話になりました。
大学を卒業して会社員になってから、大好きなウミガメとの繋がりが途切れたような、寂しい気持ちを抱えました。
一般人の自分に何が出来るのか模索する中で、月額制の継続寄付を始めました。当時始まったばかりの、タイマイ保護を目的とした「島オーナー制度」です。
一番少ない金額でスタートし、少額ながら毎月コツコツ寄付を続けて今年で10年目に突入しました。
当初は「こんな少額でいいのかな?実際、役に立つのかな?」と不安でしたが、私が支援した区画から旅立った稚ガメは累計5万匹を越え、島全体でもタイマイの産卵数は増えてきています。
大きな成果につながったことは本当にうれしく思いますし、
スタッフの方から「支援者がいるから活動が継続できる」と言ってもらえて、実際に応援は力になるんだと実感しました。
具体的な産卵数や旅立った稚ガメの数を知ることができるのは、
現地スタッフの方が地道に調査し、それを毎年レポートにまとめて送ってくださるおかげです。
活動報告会では現地の様子も知ることができますし、
どんな苦労や悩みがあって、何が達成できたのかもわかります。
この先の将来はどうなるんだろう、という期待や不安も感じます。
おかげでウミガメの産卵が遠くの他人事ではなく身近なことのように感じることができます。
これは単発の勉強や寄付では味わえない、継続寄付の魅力だと思います。
ウミガメは長生きですが、人間もまた長生きです。
現地の人の生活もまもりながら、長期的な視点で、継続的かつ自立的に海の保全ができる仕組みをつくるということは、
当たり前なようで非常に困難な道のりだと思います。
ウミガメの調査ができる人や体制を育てることも必要ですし、
貴重な海岸そのものがなくなってしまうような事態も何とかして防がなければいけません。
フィールドワークを大切にして信頼関係を築きながら活動しているELNAさんだからできることだと思います。
これからも、海の保全活動を続けていけるよう、私も興味を持ち応援を続けていきます。
私のように「ただの一般人だけどウミガメが好きで何かしたい」という方は多いのではないでしょうか。
継続寄付は「興味がありますよ」「見ていますよ」「応援していますよ」という内外への明確な意思表示になります。
また、自分自身でも様々なことを知るきっかけとなり、学び続けるモチベーションにもなります。
たとえ少額でも、立派なウミガメ保護活動の一つだと思います!
どうか一人でも多くの方の支援が集まるよう、よろしくお願いします。
▼ウミガメ保護島オーナーになる▼
https://www.elna.or.jp/owner-indonesia/