夏も終わりアオウミガメシーズンも終盤
エバーラスティング・ネイチャーが管理・運営する小笠原海洋センター。
春の産卵、夏~初秋のふ化を経て、そろそろ今年のウミガメシーズンも終わりを告げる時がきました。今年も小笠原からたくさんの赤ちゃんガメが海へと旅立ちました。
生まれたばかりの赤ちゃんガメ。かわいらしいですね。手のひらサイズ。25gぐらいしかありません。
小笠原海洋センターでは、来館された方向けにウミガメについて学べる様々なプログラムを実施しています。事前予約が必要なものもありますので、小笠原にお越しになる場合はぜひご検討ください。
・台風がやってきた!
今年も台風が何度か小笠原にやってきました。毎年のように小笠原には強烈な勢いの台風がやってきます。毎年のことではありますはが油断は禁物。 展示館や飼育しているカメ達に被害がおよばないよう細心の注意を払い事前対策をしています。 特に大きな被害はありませんでしたので、ご安心ください。
台風17号の時の様子。展示館は閉館となりました。
台風11号の時の様子です。水槽に葉っぱが・・・台風の威力を物語っています。
台風が過ぎた後はスタッフ総出でお掃除&原状回復をします。カメ達も安心しているようです。
・街中に赤ちゃんガメが出現!
子ガメは明るい方向へ向かっていく習性があります。本来なら、地上に出て海へ向かうはずの子ガメ達。街や外灯の灯りに向かってしまい、海へ行けないことがしばしば。今年も迷い子ガメ達をレスキューする場面がありました。
昨日の夜、島民の方より一本の連絡が「公園周りで子ガメが歩いてる!」どうやら隠れていた産卵巣から、子ガメたちがふ化していたようで、海へ向かわず公園周りに迷っていたようでした。これは一大事!とすぐさま現場へ向かうとあら大変。公園周りで、子ガメたちがあちらこちらで歩いているではありませんか。周辺を歩き回りながら、子ガメたちを回収します。光に導かれる習性があるため、明るい場所周辺を歩いてみると…たくさんいました。トイレの周りや落ち葉の中など色々です。注意深く探しながらなんとか回収を完了。後日、安全な海岸へ放してあげました。(小笠原facebookより)