【オサガメ活動地の近況】冬の個体群(2022-23年)

Pocket

今日は、オサガメ活動地からのご報告です。
活動地の一つ、Jeen Shyuap海岸には2タイプのオサガメが産卵します。冬に産卵する個体群と夏に産卵する個体群です。下のマップでは便宜的に青色のオサガメが冬の個体群を表しています。

今日はこの冬の個体群の近況についてお伝えします。

残念ながらこの冬(2022-23年にかけて)、産卵の数はとても少なかったです。
昨年度、一昨年度と比較するとなんと半分まで数は減ってしまいました。350回程しか産卵がなかったのはここ18年で初めての最低記録でした。
現地の監視員曰く、今年は高波が大きくてそのせいで産卵が少ないのではとのことでした。
ウミガメの産卵数は年によって増減しますので、来年は増加に転じてくれるといいです。

以下、現地海岸のムービーです

。資金不足により現地調査に行けない状況ですが、最近監視員の人が動画を撮る技を覚えてくれました!海岸環境がとても分かりやすいので是非ご覧ください

動画内セリフ:
この動画は4/10撮影です。天気はくもり。海岸には昨晩ウミガメが上陸した跡があります。高波はだいぶ落ち着きました。波に洗われてビーチはきれいです。

比較用写真↓↓ 2008年の同海岸

現在、寄付サイトGive Oneにてオサガメ保全活動継続のための募金を募っています。
ご寄付いただいた皆様、応援コメントも誠にありがとうございます!
目標額を達成するためには、少しでも多くの皆様からのご支援、また拡散のご協力が必要です。
引き続き皆様からの温かいご支援をお待ちしております。

▼ オサガメ寄付サイト
https://giveone.net/supporter/project_display.html?project_id=2039

関連記事

  1. 【オサガメ】活動地の近況 Jeen Syuap海岸
  2. オサガメ保全のこれから~僕がオサガメを増やすことにこだわる理由
  3. jamursbamedi ジャムルスバメディ地区(Warmamedi海岸)オサガメ保全プロ…
  4. 気仙沼に漂着したオサガメの調査
  5. オサガメ調査に同行した学生さんからの感想
  6. 珍しい!オサガメの漂着がありました
  7. プロローグ~オサガメ保全キャンペーン その1~
  8. オサガメの背甲で標本づくり!進行中
PAGE TOP