“軽石のようなもの”を食べていました

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先日、神奈川県三浦市にウミガメ漂着個体を見つけたというご連絡をいただき、ELNAスタッフ2名で現場に急行しました。

場所は油壷マリンパーク近くの海水浴場の岩場に、大きなウミガメがいました。小雨の中、雨具を着て調査を開始しました。

よく見ると、甲羅の鱗板の並びがアカウミガメとも違い、模様がべっ甲模様です。どうやらアカウミガメとタイマイの交雑種のようです。珍しい個体でした。

さて、私たちは現地で解剖を行い、内臓に著変がないも調べます。消化管内容物を調べてみると、石のような固い物体を3個ほど食べていました。なんだろうかと思い、持ち帰り洗浄し乾かしてみました。すると“軽石のようなもの”を食べていました。

写真はもともと1個でしたので石は5cm程のサイズになります。

私たちのストランディング調査では、5cm程度の軽石をウミガメが摂取していることは珍しいです。小笠原の噴火で流出した軽石の可能性もありますが、ウミガメの直接の死因かは不明です。

軽石がぷかぷか浮いているのをエサと間違えて食べたのかもしれません。

沖縄で死亡子ガメが大量の軽石を摂取していたというニュースのありましたし、今後、注視していきたいと思います。

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