プナンブン島の近況(2021年)

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★活動資金不足の影響により2020年度から活動体制の見直しをしました。
産卵があまりない時季があるプナンブン島では、産卵が多い時季(1-5月)のみ卵の盗掘からウミガメの巣を守る活動をしています。

2021年は、盗掘率を減らすため新しい監視員を雇用しました。
通信状況も良くない地域なので、なかなか適当な雇用者がみつかりませんでしたが(交渉しようにも連絡がつかない)、最終的には交渉成立し、2021年は1月中旬から再開しました。
1月前半分は島で生活していた以前の監視員が産卵データを提供してくれ、モニタリングのためのデータは1月初めから確保できました。
その後、インドネシア国内での感染拡大など思うように現地調査に行けない状況であったため、現地調査完了できた7月までウミガメのパトロール(=保全活動)を実施しました。

★新しい監視員の働きぶりは??
YPLI調査職員からの報告によると、新監視員の監視状況は良好であったらしく、盗掘率は減り、沢山の赤ちゃんを海に帰すことができました。
2019年にクラウドファンディングにより建てられた小屋はおかげさまで大活躍でした。
今年は2家族が島に常駐して保全活動に従事していただきました。
監視員の給与だけでは足りないはずなので、おそらく漁などをしながら生活して従事してくれたのでしょう。
現地の状況は自分の目で直接見ないと分からないのですが、最近の監視員はビデオレターを送ってくれる場合があり、かなり状況把握の助けになります。

現地監視員。卵が流出したと説明している

現地からビデオレター。浜崖の状態を説明してくれている

★産卵に来るウミガメの数は?
この島でのタイマイの産卵は、徐々に増加傾向にあります。もともとの産卵数が多くないので急激な増加は見込めませんが、活動を継続できる間に順調に増えて欲しいものです。アオウミガメはもともと数が多くなく、数に大幅な変化は見られていないです。

※ インドネシア国内では、新型コロナの感染拡大が問題になった2020年3月頃以降から、2021年9月現在まで国内の移動も厳しい状況が続いております。
パートナー団体のYPLIも職員の感染防止および感染拡大防止対策を取りながら活動を推進しています ※

★この島での活動を応援してくださる方お待ちしております
タイマイ保全サポーターご寄付(活動資金のご寄付)
Yahoo!募金(Tポイントでの寄付も可能)

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