【タイマイ】プナンブン島行ってきました

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タイマイ保全活動地であるプナンブン島に調査へ行ってきました。

保全活動の状況は課題が色々明らかになり、正直活動状況はあまり良くなかったです。具体的には、
①卵の盗掘が多い
②卵が巣内に残っていても数が少ない
③盗掘された新しい巣に番号がつけられていない(=産卵数が実際より少なくカウントされる)
の3つが判明した中でも特に大きな課題です。2年間ELNAも含めパートナー団体の調査員が現地入りしておらず、新しい常駐監視員へ調査員が直接指導するのは今回が初めてでした。そのため、監視員との人間関係が密に築けていなかったのが大きな要因と考えられます。

ポジティブな点としては監視員の人が真面目で依頼すればしっかり働いてくれる人だったことです。

現地調査の様子(左:ELNA職員、中:YPLI調査員、右:現地監視員)

あと2年間助成金をいただけるので、その間に活動状況を良くして沢山の子亀を後世のために残せるよう、現地スタッフと一緒に努力していきます!
 

プナンブン島での活動の支援を求めて、西カリマンタン州の海洋水産省にも訪問してきました。

今までクタパン県の海洋水産省を訪問していたのですが、2018年から管轄が州に変わったようです。

 

彼らとしてはウミガメ保護活動は北部のパロしかないと思っていたところ、クタパン県にも保全されている場所があると聞いて寝耳に水状態だったようで、とても歓迎していただけました。まだ知り合ったばかりなので、今後議論を重ねて協力してもらえることがあるか探る方向になりました。
ボスの方は行事があり会議には参加できなかったのですが、昼食の席に呼んでくださり話を聞いていただきました。
行政からの資金的な支援が難しいことは今までの経験で分かっている状況です。盗掘や活動への嫌がらせを解決する方法など、これは海洋水産省の方々も頭を悩ませている課題のようですが、協働で解決していけると良いと考えています。

(この活動は、地球環境日本基金の助成金をいただいて実施しています)

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