終了報告「サイエンスカフェ~うみがめのおなか~」を開催しました

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こんにちは。

11月26日日曜日「サイエンスカフェ~うみがめのおなか~」を実施しました。

今回のイベントは、「TOTO水環境基金」の助成を受けて開催されました。
会場は横浜駅からほど近いかながわ県民センター。大学生から60代の方まで合計13名の方にご参加いただきました。

このイベントは、ウミガメと海洋ゴミについて気軽に自由に語り合う場です。
講師の清水より「今日のルールはたったひとつ。相手の考えを否定しないことです」と説明のうえ、
まずはスライドを使って、「海洋ゴミ」と「ウミガメ」に関する簡単なレクチャーを行いました。

次はグループ作業に移り、実際に「ウミガメが食べてしまったゴミ」に触れていただきました。
こちらは、死亡して漂着したウミガメの体内から取り出したゴミを乾燥させたものです。
ゴミの種類は多岐にわたり、ひもやロープ、大小様々なプラスティック、ガラス、ビニールなど…
みなさん、手にゴム手袋をはめ、ピンセットを使いながら、ゴミひとつひとつを熱心に観察していました。

そしてディスカッションタイム。
「ウミガメとゴミのかかわりを減らすためにできること」
「なぜそれができないのだろう」
「どうしたらできるのだろう」の3つがテーマです。

各グループのテーブルには、模造紙、付箋、色ペンなどが用意されました。                                                             これらを自由に使って、それぞれが、海洋ゴミを種類分けしてみたり、疑問に思っていることを書き留めたりしながら、活発なやりとりが行われました。
途中でグループメンバーを一部入れ替えたり、お互いのグループから出された考えを聞き合うことで、さらに会話が弾んで行きました。

「ウミガメが食べてしまったゴミ」を実際に見て、触れること、そしてさらに様々な考えを聞くことで、                                                海洋ゴミ問題に対して、自分たちができることを考えていただく機会になったのではないかと思います。

・・・・・・ご参加いただいた方の感想を一部ご紹介します・・・・・・

・ウミガメのおなかから出たプラゴミの実物はショッキングで心に刺さる。説得力がある。何かしなければと思わせる。

・海洋ゴミを減らすためのアイデアがなかなか浮かばず苦悩した。

・実際に誤飲したものや、話し合いを通じて、よりリアルに身近に海洋ゴミ問題を感じ、決して他人事ではないと感じた。

・今後どうしていけばいいのか、何が出来るのか考えさせられました。

・普段生活している中では少し遠い存在だったウミガメを、そのお腹の中を観察することでとても身近に感じることができた。

・年齢が異なる人と話すことができて、環境への意識が高まり、新しい知識と見方が得られて、素敵な時間を過ごせた。刺激を受けた。

・他のグループの意見も見られたのがよかった。発表のような形だと緊張してしまうので、そういう形ではなくて、グループチェンジなど工夫されていてよかったと思う。

・ウミガメに対して様々な形で関わって来られた方とお話が出来て、とても楽しかった。

・・・・・・

ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

これからもウミガメのこと、海洋ゴミのこと、そしてELNAの活動を皆様に知っていただけるようなイベントを開催します。

引き続き、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

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