【タイマイ】プスムット島の活動状況

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タイマイ保全活動地の一つ、プスムット島の現地の状況を確認しに行ってきました。
この島では近隣の漁師によるウミガメ卵の密猟が未だに起こってしまうのが、課題の一つです。盗掘の割合は高くないのですが、プラスして高波による卵の流出や産卵に来た他のウミガメに卵が掘り出されるケースも多いので、盗掘の実態が分かりにくく、実はもっと盗られている可能性も否定できません。

密漁から守るため、
・監視員のパトロール強化を図る
・夜間も歩く監視員を追加する
など試みてきましたが、追加監視員は常駐する場がなく1日おきにしか仕事していなかったり、常駐するための小屋を建設するためには許可が必要になったり、許可が下りても小屋を作る資金が不足したり、、、なかなか思うように活動はうまくいきません。

上写真)今回訪問時に確認された漁師の船、生活ごみ、簡易小屋

現在プスムット島の活動は助成を得て現地パートナー団体YPLIを中心に活動改善に取り組んでもらっています。彼らに課題を見出す力と解決する力、プロジェクトを遂行していく方法を身に着けてもらえるよう工夫しながら仕事に取り組んでいます。

訪問時の活動成果

今回の訪問では、下記を実行しました。
・地元住民に調査補助していただき、550巣のウミガメ産卵跡を掘り孵化状況の調査をしました
・高波による流出や他のウミガメにより掘り出されていた巣もありましたが、沢山の孵化殻が確認され、沢山の赤ちゃんが孵化して海に帰ったことが確認されました
・8頭のタイマイと13頭のアオウミガメの母ガメに標識を装着し調査しました
・オスのアオウミガメの死骸が漂着し、調査しました

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