写真によるウミガメの個体識別は異なる環境下でも正確か?(論文)

Pocket

ウミガメの背甲模様を写真記録し、画像識別ソフトウェアを用いてウミガメの個体識別に利用する方法が近年用いられています。

ウミガメは海棲のため水中で撮影される機会も多いですが、産卵上陸中に調査されることも多いため、水中と陸上という異なる環境でそれぞれ撮影された場合でも正確に識別できるかを検証しました。

ウミガメの成長度合い、撮影インターバルや光の加減なども影響するが、異なる環境であっても画像識別ソフトウェアを用いた個体識別方法はウミガメの回遊や個体数変動の解明に貢献できる有用な手法であることが分かりました。

PDFの41ページ目です。

http://www.seaturtle.org/mtn/PDF/MTN165.pdf

関連記事

  1. ザトウクジラの集団構造に関する論文
  2. 殺鼠剤のアオウミガメへの影響に関する論文
  3. アラフラ海の索餌地域でのヒメウミガメの高水温海域における長期潜水…
  4. 千葉県から放流したアカウミガメが7年後に屋久島で産卵確認!
  5. ウミガメの鼻腔内に3つの嗅覚受容機構を発見 ~空気中と水中のにお…
  6. タイマイ活動地は4ヵ所とも違う個体群であることが明らかに!
  7. 『海洋と生物』にマイクロプラスチックに関する記事掲載
  8. 【論文】成熟ガメの鼻の組織論文、公表しました!
PAGE TOP