アオウミガメのメスは精子を体内で保存できる
一部のカメやヘビでは、メスが卵管内に長期間(種によっては数年単位で)精子を生きた状態で保全できることが知られています。今回の研究で、アオウミガメのメスは精子を体内に保存できる、ということが研究でわかりました。
どれぐらいの期間保存できるのかはわかっていません(推測ではひと夏ぐらい??)。
精子を保全することにより、ベストな時期に産卵を行うことができます。
また、生物においては遺伝的多様性が重要になってきます。種内や集団内に様々な遺伝子を持っている状態のことです。
いろいろなオスウミガメのDNAを後生に残すことができるので、生物の多様性にも繋がり、環境の変化に対して多様な反応を示すことができます。これはウミガメの生存戦略なのでしょうか。
今後もさらにウミガメの繁殖生態を詳しくさぐっていきたいと思います。