海洋プラスチックゴミに絡まったウミガメを保護@小笠原
小笠原で、赤いビールケースに挟まってしまったアオウミガメが救出されました。
このアオウミガメは、島民の方により西島沖でビールケースに挟まった状態で泳いでいるところを発見されました。ビールケースの浮力なのか、水中にもぐれていなかったそうです。。
知らせを受けた小笠原海洋センターのスタッフにより無事保護されました!
大きさは甲長45㎝、体重は10キロほどのまだ小さめのウミガメ。
現在は箱を切って出してもらい、海洋センターにて療養中です。水槽の中を元気に泳いでいるようで一安心です。
海洋ゴミが世界的に問題となっています。多くのウミガメがゴミを間違えて食べてしまっています。ただ、「ウミガメがゴミを食べて死ぬ」というケースはとても稀です。ある程度大きくなったウミガメがゴミを食べても排泄されるので、ウミガメの腸に詰まって死ぬという例は少ないです。
ゴミを食べること自体はよくないですし、今回のように海洋ゴミに絡まってしまい命を落とすというケースもあります。
今後も海洋ゴミのことを発信していき、より多くの皆様に海洋ゴミ問題への意識を高めてもらえればと思います。
追記 2021年5月、ついに大海原へと旅立って行きました。傷だらけだった体もそのほとんどは治り、エサもよく食べてくれるほどに回復。力強く、自由になった姿に嬉しさがこみ上げてきました。その様子はYoutubeで!→https://www.youtube.com/watch?v=-X-tQg_AbDM