小笠原アオウミガメ旅たちの時・・・
ELNAではヘッドスターティング(短期育成)事業をおこなっています。ウミガメを大きくなるまで育てて海にかえすのです。
赤ちゃんガメが海に出ると、様々な危険があります。赤ちゃんガメより大きな魚に簡単に食べられてしまいます。
しかし、ある程度の大きさまで育成してから海にかえすと、大人のカメになれる確率が10倍になると言われています。
昨年の夏に海洋センターでふ化し、約9か月間飼育しているアオウミガメたちが旅立ちの時を迎えています。
毎年、ヘッドスターティング(短期育成)で飼育されている子ガメたちは、①子ガメの体重が1kgを超える ②放流者や放流イベントが決定する この2つの条件を満たした順に放流されていきます。
みなさまの中にも、小笠原に来島した際に「放流体験プログラムに参加した!」という方がいらっしゃるのではないでしょうか。
縁あってこうしてみなさまと繋がることができたのだから、ぜひまた小笠原に来島してウミガメと触れ合ってもらいたいと思うのですが、小笠原は時間的にも金銭的にもとてもハードルの高い島、、、なかなか行くことができませんよね。
現在は来島しなくても子ガメの放流体験ができる「パピーウォーカー」というプログラムがあるのをご存知ですか?
パピーウォーカーは、生まれた時からの毎月の成長を見守り、放流の際には個体ごとの写真や動画がもらえるプログラムです。
なかなか来島できないけれど保全活動に参加しながらウミガメを身近に感じたい、という方々にとても人気です。
もちろん、最後は自分で放流を!という方は、来島されるタイミングでの放流も可能です。
人気のプログラムのため2021年度はパピーウォーカーの頭数を増やし、4月頃に募集を開始する予定です。
興味のある方はぜひお問合せください。