オサガメの背甲で標本づくり!進行中

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オサガメの背甲を入手したので、昨年末から標本の製作を進めています。オサガメ特有の脂と匂いに悩まされてつつ、館山スタッフが寒空の下、取り組んでいます。

 

オサガメはオサガメ科オサガメ種の1種だけ。アカウミガメやアオウミガメはウミガメ科です。オサガメは他のウミガメ達と違う独自の進化を遂げてきました。この背甲を見れば一目瞭然!鱗板がなく、背中に7本のキール(線)が入っています。ボートの水面に接している部分みたいですね。また、背中は固い甲羅ではなく皮膚でおおわれているのも特徴的です。

標本にするために、この皮膚を手作業ではがしています。


館山スタッフは作業中に“におい”に気が付いたそうです。オサガメはクラゲを好んで摂餌しているといわれていますが、塩蔵クラゲは、まさにオサガメの匂い、いや、オサガメが塩蔵クラゲの匂いそのもの、とのことです。食材として販売されている塩蔵クラゲの匂いを嗅いでみるとそれを実感することができるそうです。

オサガメ標本プロジェクト進行中です。オサガメの背甲に関しては初の試みなので、うまく行くように試行錯誤しながら進めたいと思います。昨年末から開始して、現在はこのような形です。

続報をお待ちください!

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