小笠原海洋センターはふ化シーズン終盤

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日本最大のアオウミガメの産卵地である小笠原諸島では、8月にアオウミガメの産卵シーズンが終了し、現在はふ化シーズンの終盤を迎えています。

この時期、小笠原海洋センターはふ化後調査で忙しくなります。

ふ化後調査では、ウミガメの赤ちゃんがふ化した場所からせっせと卵の殻や死んでしまった卵を掘り出し、一つ一つ、カウント・記録します。海に帰ったウミガメの数がわかるだけでなく、死因などを調べることによって海岸の環境や特徴がみえる、重要な調査です。

調査スタッフは、砂浜に腹ばいになって卵の殻を掘り出していきます。地中深くに埋まっているので、なかなかの重労働です。こまめに休憩・水分補給をしながら取り組んでいます。

小笠原諸島にはウミガメの産卵する砂浜がたくさんあります。全ての調査が終われば今年の産卵とふ化状況の結果が判明します。一体どんな結果になるのか、楽しみです。

そして、小笠原海洋センターの飼育水槽には今年生まれたばかりの子ガメたちが、短期育成のために入槽されています。毎日パクパクとエサを食べて元気に成長しています!

新型コロナ禍でも感染対策を取りながら海洋センターは営業中です。小笠原にいらっしゃる際にはぜひ子ガメたちに会いに来てください。

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