ウミガメの口の形のヒミツ
ウミガメの骨格の構造を知ることで、ウミガメの生態が見えてきます。今回は、口の形のヒミツにせまります!
◆ウミガメの骨格を比べてみる
ウミガメの骨・・・・これをイベントに持っていくと、子どもから大人まで大大大人気!!来場者の方に骨を使ってクイズをしたりすることも。
そこで!みなさんも挑戦!オサガメ、タイマイ、どっちがどっちでしょう?(ELNAの事務所にて撮影。他にも骨がたくさんあります・・!)
答えがほぼ分かるヒント・・・オサガメは成長すると2m近くになるウミガメ最大種!
正解は・・・
①オサガメ↓↓↓
②タイマイ↓↓↓
大きい方がオサガメ!ですね。
しかし大きさ以外にも違いがあります。それは・・・口の形です。
◆口の形が違うのはなぜか
口の形の違い=食べ物の違い!
まずはオサガメです。口部分をよく見てみてください。
特徴的な口の形をしていますよね。
オサガメの主食はクラゲです。クラゲをちぎりやすいようにこのような口の形をしています。
ちなみに・・・口の中は、やわらかい突起物がたくさん生えています。
オサガメは、一日になんと約200kg(雄ライオンの体重ぐらい!)ものクラゲを食べます。この突起物は胃に向かって下向きについており、クラゲの逆流を防ぐのです。
一方のタイマイは、どんな印象でしょうか。頭全体がするどい感じがしますよね。
タイマイの主食はカイメンというサンゴ礁にいるスポンジのような生物。タイマイのするどい口は岩の間に生えているカイメンを食べるのに便利です。
このように、同じウミガメですが、それぞれの生態の違いによってちょっとずつ体の構造が違っています。生き物っておもしろい!
横浜事業所 岩井
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